パーソナルブランディングのやり方｜選ばれる人になるための5つのステップ

yukino1199

1. パーソナルブランディングとは？

パーソナルブランディングとは、自分自身の価値やイメージを意図的に設計し、社会や顧客に対して一貫して伝えることを指します。商品やサービスのブランディングと同じく、”自分という存在”をブランド化することで、「この人から買いたい」「この人にお願いしたい」と思ってもらえるようになります。

2. なぜ今、パーソナルブランディングが重要なのか

今はモノやサービスが溢れ、「何を買うか」よりも「誰から買うか」が重視される時代。同じようなサービスを提供していても、“人となり”が見える人、“ストーリー”がある人が選ばれるようになっています。特にSNSやブログ、YouTubeといった個人発信が当たり前になった今、自分自身をどう見せるかは大きな武器になります。

3. パーソナルブランディングの3つのメリット

（1）信頼性・権威性が高まり、価格競争から脱却できる

しっかりブランディングされている人は、「誰かと比較されて選ばれる」のではなく、「この人にお願いしたい」と思われます。

（2）仕事の依頼が増える

名刺代わりになるようなSNSや発信があれば、紹介やオファーが自然と舞い込むことも。営業が不要になることもあります。

（3）自分の軸が明確になり、ブレない

自分は何者か、誰のために何をするのかが明確になり、行動や発信に一貫性が生まれます。

4. こんな人はパーソナルブランディングを絶対やるべき

起業して間もない、まだ実績が少ない人
顧客との信頼構築が大切な士業・コンサルタント・講師などの“先生業”
「何をしている人かわかりにくい」と言われがちなフリーランス
自社の代表として顔出し・発信していきたい経営者

自分を「ブランド化」することで、他者との差別化だけでなく、自信にもつながります。

当メディアのスタッフもフリーランスライターとして活動しており、選ばれる人になるための自己ブランディングの大切さを日々実感しています。SNSでの発信や自分の強みの明確化を通じて、講座の集客やトークセッションへの登壇依頼につながるなど、ライターとしての可能性が広がっています。まさに「個の力」が評価される時代、自らの価値を発信する重要性はどの職種にも共通するテーマです。

5. 【職種別】パーソナルブランディングで得られる効果とメリット

● 士業（税理士・社労士・行政書士・弁護士など）

専門性はあるのに、「どこも似たように見える」と言われやすい士業。パーソナルブランディングによって、「あなたにお願いしたい」と言われるようになります。例：税理士でも「起業支援に強い」「女性経営者に寄り添う」など特化型ブランディングを行うことで、ターゲットに刺さる発信が可能になります。

● コンサルタント・コーチ・カウンセラー

サービスが“無形”であるため、選ばれる理由づくりがとても重要な職種。実績や専門性だけでなく、価値観や経験、ストーリーで共感を得ることがカギです。例：「元うつ経験者によるメンタルコーチ」「元大手出身・中小企業専門コンサル」などの肩書きがブランドになります。

● 講師・セミナー主催者

「どんな講師か」が伝わらないと集客は困難。発信によって「どんな考えの持ち主で、どんな学びが得られるのか」がわかると、申し込みがスムーズに。例：「一瞬で人を惹きつける話し方講師」「子育てママ向け時短講座」など、ターゲットとテーマが明確になると集客が安定します。

● 経営者・個人事業主

経営者自身がブランドになる時代。自分自身の想いやビジョンを発信することで、会社への共感や信頼が生まれ、採用・資金調達・営業などにも良い影響が出ます。例：SNSや自社ブログで経営の考えや日常を発信することで、「どんな会社か」が明確に伝わり、ファンが増えていきます。

● フリーランス・クリエイター（デザイナー・ライターなど）

「技術力」は見えにくいからこそ、どんな人かが選ばれる基準になります。例：「温もりのある手描きデザインが得意なデザイナー」「人の想いを言語化するライター」など、自分のテイストや強みを発信することで指名が入りやすくなります。

6. パーソナルブランディングのやり方：5つのステップ

ステップ1：自己分析をする（強み・価値観・経験の棚卸し）

まずは「自分を知ること」から始めましょう。過去の経験、得意なこと、他人からよく褒められることなどを棚卸しし、自分の価値を明確にします。特に自分の“なぜその仕事をしているのか”という原体験や想いを深掘りすることが、強いブランドの核になります。

ステップ2：誰に、何を、どのように届けたいかを明確にする（ターゲット設定）

パーソナルブランディングは“誰に向けての自分”を明確にすることが大切です。自分の届けたい価値やサービスが、どのような人に一番響くのかを考えましょう。理想のクライアント像を設定し、その人にとってどんな存在になりたいかを言語化すると、ブレない軸が生まれます。

ステップ3：一貫した発信を始める（SNS・ブログなど）

発信はブランドを伝えるための大切な手段です。SNSやブログを活用して、自分の考え・専門性・価値観を言葉にしましょう。投稿のテーマやトーンに一貫性を持たせることで、「あなたらしさ」が伝わりやすくなります。まずは“あなたの存在”を知ってもらうことが第一歩です。

ステップ4：実績やストーリーを積極的に見せる（プロフィール・実例紹介）

人は実績だけでなく“背景”に共感します。プロフィールには経歴だけでなく、なぜその道を選んだのかというストーリーも盛り込みましょう。また、実績紹介には「どんな課題を、どう解決したか」というプロセスも加えると、より信頼されやすくなります。

ステップ5：権威性のある場に出る（出版・メディア・専門メディアでの紹介）

最後に、ブランドを加速させるのが“第三者からの評価”です。出版、Webメディアへの掲載、登壇などの実績は、あなたの専門性や信頼性を一気に高めてくれます。自分から積極的にアプローチし、メディアや他者の力も借りながらブランディングを高めていきましょう。

自分を見つめ直し、発信の方向性を定めることで、自然と「あなたらしさ」が伝わるブランドになります。

7. まとめ

選ばれる人になるために、まずは「自分自身を知ってもらう」ことが大切です。今の時代、どんな人でも“ブランド”になれる時代。まずはSNSやブログでの発信からでも構いません。一歩ずつ、自分の魅力を言語化し、届けていきましょう。