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フリーランスの案件探し 継続依頼につながる信頼される働き方とは

yukino1199

フリーランスとして働くとき、多くの人が最初にぶつかる壁が「案件探し」でしょう。
クラウドソーシングで応募しても採用されにくいですし、やっと案件が取れたと思ったら継続依頼はなし。

SNSで発信しても想像以上に反応が薄く、落ち込む人もいるでしょう。

うまくいっているフリーランスは、どう案件を獲得しているのでしょうか?

この記事では、案件の探し方から継続につながる信頼構築までを、
現実的かつ誠実にお伝えします。

フリーランスの案件探しは「探す」だけでは終わらない

フリーランスの案件探しは正直大変です。

「とにかく良さそうな案件があったら応募しまくる」という人も多いのではないでしょうか。

ですが、受注できたとしても一度きりで終わってしまうことも少なくありません。
結果的に【探す → 応募する → 採用される→終了】の繰り返し。

たしかに、仕事を探すための行動は必要なのですが、
フリーランスとして安定したいなら、「信頼される働き方」にも意識を向けることが重要です。

たとえば同じ案件でも、「次もこの人にお願いしたい」と思われる人と「次は別の人にお願いしよう」と思われる人がいますよね。

案件探しの本質は、仕事を取ることではなく、信頼を積み重ねられるような仕事をすること

そのため、案件を探すときも、手当たり次第ではなく一つひとつに誠意を持って応募することが大切です。

【実践】案件を見つける3つの方法

ここでは案件を見つける基本的な3つの方法についてご紹介します。

① クラウドソーシング(実績づくり)

最初の一歩としておすすめなのは、「クラウドワークス」や「ランサーズ」などのプラットフォームです。案件数が多く、未経験でも応募できる仕事があります。

そのため誰でも取り組めそうな案件は競争率も高めで、しっかりと応募文を作り込むなどしなければ採用率は下がってしまいます。

・応募は「自分には何ができるのか」を簡潔に、わかりやすく書く

・返信はできるだけ早く、丁寧にする

・修正依頼には柔軟に、迅速に応じる

クラウドソーシングの案件は、低単価のものも多いのですが、それでも丁寧な仕事をすることで「安心して任せられる人」という信頼に変わります。

また、評価欄に「対応が丁寧でした」と書かれることは経験が浅い人にとって次の依頼につながる強みにもなります。

Pros Voice スタッフ
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中には、クラウドソーシングサイトメインで活躍する人も

② SNS・ポートフォリオ(発信)

SNSを苦手と感じる人も多いですが、フリーランスになるなら発信媒体は持っておくべきでしょう。

どこでどんな出会いがあるか、わからないからです。

発信を通じて、あなたが何をしている人なのか、そして、どんな想いでやっているかを伝えましょう。

仕事の過程や学び、日々の姿勢をシェアすることで、

「この人なら誠実そう」

「仕事をお願いしても安心そう」

と感じてもらえるきっかけになります。

さらに、実績が増えてきたらnotionやstand.fm、WordPressなどでポートフォリオを作ると、自分の仕事を体系的に見せられますよ。


SNS→ポートフォリオ→依頼、という流れが自然に生まれます。

Pros Voice スタッフ
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何気なく始めたSNSから依頼がきた、という話もよく聞きます

③ 紹介・リピーター:信頼が次の案件を連れてくる

最も安定した仕事の形が、紹介やリピートです。

1回目の案件を丁寧に対応する
→ 「次もお願いします」につながる
→ 「知人を紹介したい」と声がかかる

この連鎖ができると、案件探しに追われなくなります。

ぜひ、紹介されるようなフリーランスをめざしましょう。

Pros Voice スタッフ
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フリーランスとして働くなら、紹介される人材になるのは必須。

あなたの人柄と仕事ぶりが信頼されている証です。

3. 継続依頼がくるフリーランスの共通点

案件を継続して依頼される人には、いくつかの共通点があります。みていきましょう。

① 約束を守る人

納期を守る・こまめな連絡・迅速な修正対応。
どれも当たり前のようですが、意外にできていない人も少なくありません。

継続する人は徹底して上記を守ります。。
約束をしっかり守れている人は、相手から大きな信頼を獲得できるでしょう。

② 相手の意図を汲み取る人

会社員の場合は、自分に与えられた仕事をしているだけでも、給料自体はもらえます。

ですがフリーランスの仕事は、「言われたことをやる」だけでは次の仕事につながりません。

そのため、クライアントの目的を理解して、提案ができる人は強いです。自分が相手からどうされたら嬉しいか、考えながら仕事に取り組んでいます。


あなたも、小さなプラスαを積み重ねていきましょう。

③ コミュニケーションが丁寧な人

特にトラブルが起きたときほど、誠実さが試されることがあります。
責任を押し付けず、冷静に対処できる人は「またお願いしたい」と思われます。

継続案件は仕事に対する姿勢で生まれることもあります。

この意識がある人ほど、長く仕事を続けられます。

4. 案件を継続につなげる信頼の育て方(メッセージ一つでも丁寧に)

信頼は1回の納品では生まれません。やり取りの中で、相手の安心感を育てていくものです。

特にフリーランスは、クライアントと毎日顔を合わせることはありません。

画面越しのやり取りや電話は数回あるかもしれませんが、ほとんどがメールやチャットツールなど、文字でのやり取りです。

だからこそ、何気ないやり取りであっても大切にしましょう。

たとえば、同じ内容でも、

「了解です。」

「承知しました!ありがとうございます。引き続きよろしくお願いいたします」

この2つの印象はまったく違いますよね。

前者は事務的、後者は「この人は感じがいいな」と印象を残せます。
受け取る側が気持ちよく読めるように、ほんの少しだけ言葉を添える意識を持ちましょう。

特に信頼関係が浅いうちは、気をつけたいです。

次の3点を意識するだけでも印象は変わります。

・誤字脱字はしない

・挨拶をする

・相手から言われない限り、「了解です」「ありがとうございます」など、一言だけのメールは避ける

顔が見えにくい文章でのやり取りが多いからこそ、言葉にも思いを乗せましょう。

5. 案件が自然に舞い込む人が実践している

安定して仕事が入ってくる人は、決して運がいいというわけではありません。
実は彼らは、次の仕事が舞い込むように行動しています。

たとえば、

・案件を納品したらそのまま終わりにせず、近況を伺ってみる

・相手のSNS投稿にリアクションする

・名刺交換をしたら、かならずその日のうちにメールを送る

・交流会やイベントに出かける

など、つながりを絶やさない意識を持っています。

「近況報告なんて……」と躊躇してしまう人もいるかもしれませんが、人は意外と他人のことを細かく覚えていません。あなたの名前を思い出してもらうには、行動という形で存在を届け続けることが大切なのです。

どんなご縁があるか、動いてみないとわかりません。

一見地味に思える行動も、信頼を循環させるための大切な種まきです。

人の記憶に残るような丁寧な行動を続けることで、

あなたの名前を思い出した誰かから、新しい依頼が届くようになります。

6. まとめ 案件を探すより、信頼を積み重ねる働き方へ

実は、案件探しに正解はありません。

クラウドソーシングでも、SNSでも、人脈でも、自分に合った方法を選ぶのが一番です。

ただし、どの方法を選んでも共通して言えるのは、信頼を積み上げる人は継続して依頼されているということ。

数を追いすぎるより、目の前の1件を誠実にこなすことが、結果的に一番の近道になることもあります。

案件は探すものから、信頼で呼び込むものへ。
あなたの言葉と誠実さが、次の仕事を運んできますよ。

作成者
Yukino Ito
Yukino Ito
ライター
ライター歴7年。副業からWebライターを始め、2021年に独立。医療系ジャンルを中心に活動。2022年からは書籍でのライティングや校正、編集にも携わる。元看護師。
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